数学のテストで良い点数を取るための中学生の数学勉強法を紹介します。
数学は大きく「計算分野」・「関数(グラフ)分野」・「図形分野」・「確率統計分野」の4つに分かれています。
各分野の気をつけることや勉強法を紹介しますので、テスト勉強の参考にしてくださいね。
1、計算の分野
中学1年生の計算は「正負の数・文字式・方程式」です。
2年生は「多項式・単項式・連立方程式」、3年生は「平方根と2次方程式」ですね。
これらの計算分野は全てつながっているので要注意です。
つまり、1年生の計算は2年や3年でも使うということです。
だから、1年生の計算ができないと2年と3年もチンプンカンプンです。
基礎ほど大事だし、わからなくなったら前の学年に戻って復習する必要があります。
途中の式をしっかりと書こう!
計算分野で大事なのは、途中の式を丁寧に書き残すこと。
暗算をして間違えるくらいなら、暗算はしない方がいいです。
計算は「計算の仕方」がわかれば数字が変わるだけなので、「計算の仕方」をマスターするためにも、途中をしっかり書いてください。
とくに計算ミスが多い人は、ゆっくり丁寧に計算するように心がけてください。
雑さはケアレスミスのもとです。
2、関数(グラフ)の分野
グラフの問題は、とくに2年生の一次関数から難しくなりますね。
関数の応用問題を解くときは、必ずノートにグラフを書いてみることです。
上の図で「三角形ABDの面積を求めなさい」の問題が出たときは、A、B、Dそれぞれの座標が必要です。
計算してA、B、Dの座標を書くことで、三角形ABDの面積も出せます。
グラフを自分で書いてみて、わかることを書き込むとヒントがわかります。
グラフの傾き=速さ
一次関数の応用では、速さの問題もよく出ます。
速さの基本は「道のり=速さ×時間」の公式ですね。
加えて、グラフが出たら「傾き=速さ」と覚えておきましょう。
例えば、Aさんは自転車で1200mを60分で走った。
その時の速さは1200÷60=20m/分ですね。
この20がグラフの傾きで、式は y=20xとなります。
3、図形の分野
図形でつまづきやすいのは、合同証明ですね。
合同証明もグラフと同じように、必ず図を描くようにしましょう。
自分の手で図を描くことで、問題文の理解が進んだり証明のヒントが見えるからです。
また、証明問題は書き方のパターンが決まっています。
最初から解けなくても大丈夫です。『習うより慣れ』の気持ちで。
解答を見ながら解き、2回目は何も見ないで解いてみるようにすればOKです。
4、確率統計の分野
確率を苦手としている中学生は意外と多いですね。
確率は樹形図を正確に描ければ解けるので、樹形図を描く練習問題をたくさんこなしていきましょう。
苦手な人は教科書の「例題」「問い」から基本を確かめてください。